Pages

ラベル 稲作 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 稲作 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

【米価暴落】空前の低米価 農家経営を直撃

2014/09/23
JAcom 農業協同組合新聞さんのサイトより
http://www.jacom.or.jp/closeup/agri/2014/agri140922-25403.php

〈転載開始〉
・低価格な新米が客寄せに
・一段と安くなった概算金
・多様化するニーズに応える


 生産者の皆さんが丹精を込めて作られた新米が食卓にのぼる嬉しい季節になった。しかし、生産者の皆さんの表情は明るくない。なぜなら、今年もまた米価が下落し、新米価格が古米価格より安いという「逆転現象」となっているからだ。その実状を取材した。


◆低価格な新米が客寄せに

 農協から生産者に渡される26産米の概算金は、新潟の一般コシヒカリの場合、すでに一般紙などで報道されているように昨年より1700円(12%)安い1万2000円となっている。これは近年でもっとも安かった22年の1万2300円より300円安い概算金となっている。
 概算金が1万円を超える銘柄は、新潟の岩船、魚沼コシ、福島の会津コシ、富山コシ、福井コシ、石川コシ、兵庫の丹波コシ、山形のつや姫、福岡のゆめつくし、北海道のななつぼし、きらら、ゆめぴりかだけで、他の銘柄は1万円に届かず、関東のコシヒカリは900円から8000円で昨年より3900円から2500円(およそ33%〜23%)安くなっている。22年産米との比較では、1500円から2000円安だ。
 米どころ東北では宮城県のひとめぼれは昨年より25%・2800円安の8400円(22年産米より300円安)、岩手のひとめが昨年より2800円安の8400円、秋田のあきたこまちが3000円安の8500円、福島浜通コシは4200円安の6900円など、軒並み9000円にも届いていない。
 記者の手元には、約60銘柄について25年産米と26年産米の概算金を記入したリストがある。25年産米では、1万円以下はたった1銘柄だったが、26年産米で1万円を超えたのは、前記の13銘柄だけで、他は軒並み1万円を下回り7000円台から9000円台となっている。
 25年産米より3000円以上安くなっている銘柄も埼玉の彩のかがやきの4200円安をはじめ24銘柄ある。ちなみに25年産米も24年産米より概算金の水準は下がっていたが、下落幅は1000円から2500円程度だったので、26年産米では「さらに一段と安くなった」といえる。
 農協から米卸への販売も、全農は銘柄ごとの「相対販売基準価格」を示しているようだが、こうした概算金の状況を反映して、実際にはそれをかなり下回って取引きされているといわれている。本紙が入手した情報によれば、例えば千葉コシの場合は、概算金(9000円)と同額から150円〜400円程度乗せた金額で取引されている(以上のデータはいずれも本紙が独自に調査した9月11日現在のもの)。「これでは生きていけない」と、再生産が可能な米価を求める生産者の悲鳴に近い叫びが聞こえてくる。
 消費地ではいくらで新米が販売されているのか。本紙では、首都圏の量販店、食品スーパーなどのチラシを集めて調べてみた。集まったチラシは18社の49枚。銘柄別・県産別・年産別・販売単位重量別・無洗米か否か別に集計して価格を調べた結果をまとめたものが下表だ(いずれも税抜き)。
 8月上旬の宮?コシに始まり、高知コシ、千葉ふさこがね、同ふさおとめと続き、8月下旬から千葉コシ、茨城あきたこまちが加わり、いまは千葉コシと茨城のこまちが中心となっているが、チラシ(店頭)価格はいずれも昨年よりは1割以上安くなっている。
 表の千葉ふさこがねの最低価格1198円は「先着50名様限定」とチラシでうたっているように「客寄せ」の目玉で、同じような扱いをしているチラシも数点あった。
 チラシに表示されていたのは26年産米新米だけではなく、25年産米を並列表記しているものや、25年産米を目玉商品としているもの、北海道関連イベントのなかに道産米を位置づけている店もあり、新米の方が安いという「逆転現象」のなかで、古米となる25年産米を売り切る工夫をしている様子がみえた。
 量販店や食品スーパーにとってコメという商品は「売り上げをつくる大事なアイテム」だという。5kg2000円のコメなら、100袋で20万円、150袋で30万円の売上げとなる。平均200円前後の野菜で同じ売上高を確保しようとすると、20万円なら2000個、30万円なら1500個売らなければならない。日々の売上げを確保するためには、1個(袋)当たり単価の高いコメは大事な商品なのだ。
 だから、客寄せのために、月末や週末にコメ価格を下げたり、店頭価格より2割引きにするとか、ポイントを多く付与するなどのサービスをする店は多い。チラシに表記されているコメは、スーパーなどの店頭で販売されているコメのほんの一部だ。チラシに記載さていないコメの方が多い。

8月10日?9月12日の量販店・スーパー等のチラシ価格の集計

 

◆一段と安くなった概算金

 店頭でみていると、チラシ掲載の新米ではないコメを購入する人も多い。そんな主婦に聞くと、25年産米も週末サービスで安くなっているから「いつものおコメを買います」という答えが返ってきた。
 9月の下旬以降、新潟や東北など米どころのコメが首都圏に登場してくる。農水省によれば、6月末の民間流通在庫米は222万tある。新米の価格がこれだけ下がっている中で、どうこの在庫米を販売していくのか。
 農水省の「米に関するマンスリーレポート」最新版によれば、コメの小売価格は毎月前年同月比マイナスで推移し、8月はコシヒカリが前年同月比▲4.3%、コシ以外が同▲7.4%となっているが、この傾向がさらに続いていくと思われ、農業経営をさらに圧迫していくのではないかという危惧を強くする。
 これから何を考えていけばいいのか?
小売店に並んだ新米。25年産米より安い新米も店頭に並ぶ  コメの消費が減るなかで、中食や外食の割合が増えており、これに対応する必要があると、JAグループでも強くいわれている。一方、家庭用需要でも5割近くの人はスーパーから購入しているが、近年の傾向としてネットショップからの購入が10%を超え、生協や生産者から直接購入を上回っている(「米に関するマンスリーレポート」)。こうした流通形態の変化にどう対応していくのか。
 さらに購入にあたって重視するのは、「価格」が78.1%で第1位だが、次いで「産地」61.1%、「品種」56.4%となっているが、「安全性」33.7%を14ポイントも上回って4位に「食味」(おいしさ)47.6%が入っている(同上)ことに注目すべきだという指摘がある。
 本紙連載の「いま食のマーケットは」でも指摘されているように、消費者の価値観は変化し多様化している。コメに対して「価格を重視」する人もいるが、多少高くても「美味しさ」を求める人がいる。その人たちのニーズにどう応えるかだ。
 そう考えたときに、アイリスオーヤマの精米・販売方法に注目する人が増えている。同社は玄米保管から精米まで15℃という低温工場で行い、さらに包装段階で工夫することで「おいしさ」を従来の精米よりも長く持続させている。
 この低温の流れを精米工場段階だけではなく、流通から小売店での販売まで延長し、家庭でも冷蔵庫で保管という「チルド」を完結させる。そのコメを炊いて食べることが、本当に美味しいコメの食べ方だということを、「おいしさ」を求める人に向けて情報発信し理解してもらうことで、今までとは異なるマーケットを創りだしていけるという考えだ。


(写真)
小売店に並んだ新米。25年産米より安い新米も店頭に並ぶ

 

◆多様化するニーズに応える

 小売店ではいまはラック棚に並べたり、床に置いたパレットに米袋を積み上げている。価格や量を求める人にはそれでいいが、本当の美味しさを求める人には、新たな機器を入れなくても、コンニャクなどチルドにする必要のない商品を移動させ替りにコメを並べ、周囲においしい漬物や惣菜類を置くという提案だ。
 さらに、白飯としてだけではなく、炊き込みや炒飯、カレーのように具をのせるなど、調理や食べ方にあったコメを作り、提案することで、よりコメの「おいしさ」を認識してもらう。
 それには、流通・小売だけではなく、産地・生産者も一緒になって考え連携して取組むことが大事だといえる。
 人口の減少や高齢化でコメの需要は減少していくといわれている。そうしたなかでコメの需要を喚起するためには、今までとは異なる方法や発想も大事になってくるのではないだろうか。そのことで、厳しい現実に少しでも明るい光がさせばと願わずにはいられない。

〈転載終了〉
Read more ...

今年もスーパーでまずいコメが売られるのか

2014/09/23
徳島でへの字稲作 コシヒカリさんのサイトより
http://jyuku3.blog81.fc2.com/blog-entry-1663.html

〈転載開始〉
今年の米買い取り価格は大幅に下落して

どこもかもの農家はやる気をなくしてます。


お米が安くなった原因はJAの倉庫にまだ去年の米が残ってるからです。

毎月送ってくる農協のアグリ阿南という月刊誌

それに今年の米穀情勢の記事が載っていましたが

連合会販売実績が1343千トン(6月15日)対前年度比85%

つまりお米が売れ残って倉庫に山積みされてるわけ

それなのに今年も去年並みかそれ以上のお米が生産出荷される

JAニュースに寄ると民間在庫が225万トンあり

その前の年 180万トンより増えており 過去最高になってる。

注目は24年度産の米がまだ10万トン残ってる事

卸業者はこの古いコメを先に販売しいから ますます価格は下がる


またまた始まりますよ スーパーの特売

店長お勧めの格安米は一昨年の米が混ぜられてるかも

去年の米もこれほど余ってるんだからスーパーのブレンド米は

必ず古米が混ぜられてると考えてよさそうです。

見た目は全然変わらないし 産年表示をしてなければ偽装でもないですからね。


生産者側にしてみれば お米がこれだけ安くなると作って赤字

実際に我が家の近くの方で 稲刈り乾燥籾すりを業者に頼んだら

赤字になってしまったので 来年から田んぼを作ってくれないかと頼んできました。

これからは何十町歩も作る大農家しかお米を作って合わない時代になるのかもね

今年は政府が進めてきた飼料米と備蓄米を手掛けた農家は潤ったかも

さて次の作付を思案する時期が来ました。
〈転載終了〉
Read more ...

何も加わえない、手間と愛情をかけるお米☆

2014/08/17
春と修羅☆さんのサイトより
http://pandora32.blog.fc2.com/blog-entry-4558.html

〈転載開始〉
そもそも総研で放送して知りました戸邊米☆
放送内容はこちらで

高いけど売れるお米つくりの方の紹介。
稲の生命力を引き出す、微生物をいかす、自然の恵みに感謝する。
奇跡のリンゴの木村さんとやはり似てます。

でも純益200万・・・食べていけると言いますが・農業はやはり大変です。
飼料も農薬も機械も使わない、戦前はそうだったと父は言ってましたが。
今の日本は食料自給率も低いですが、飼料も輸入がほとんど、これが
ストップしたらほとんどの作物は収穫できなくなるので、こういう
手間と愛情かける農法は伝えてゆかなければです

検索でこちらの記事を見つけました、日時は2006年ですが。
無農薬・有機米を人力で作る戸邊秀治さん

新潟県の棚田で、全て人力で無農薬・有機米を作っている戸邊秀治さん。
「戸邊米」の値段は何と1キロ=2340円。ukg
スーパーでは1キロ=300円もしないというのに(2006~7年当時)。
今は1キロ3000年5キロだと1万5千円で販売、予約で完売だそうです
戸邊農法を多くの農家が採用してくれれば、過疎化農村を再生する
チャンスになるが、人力農法の辛さを体験してきた村人たちは実行する気
にならない。

その辛さを軽減する方法の一つが不耕起栽培。
戸邊農法で安心安全の大量の米作りをする仲間を増やすことが
戸邊さんの当面の課題だという。

副題『安全でおいしい米作りの仲間求め』(伊藤力司2008.02.21)リンクより紹介します。
~~~~~~~~~~~~(以下、引用)~~~~~~~~~~~~
(前略)
新潟県十日町市松之山郷の棚田で、日本一の米作りをしている戸邊秀治さん
中略ー30歳で、念願の米作りを夢見て脱サラを実行した。

中略ー
50歳になった2002年4月、天水に恵まれた松之山に農地付きの農家
を買い取って移住、本格的に米作りを始めたという。
戸邊さんの米作りは全て人力による。
トラクターやコンバイン、田植機さえ使わない。
石油を使うと環境を汚染するからだ。(石油は今後ますます値上がりし、
将来は石油に頼れない時代がくるかもしれないと、戸邊さんは考える。)

むろん農薬、化学肥料は一切無用。棚田は天水の始まり、つまり水源地であり、
棚田の水が排気ガス、農薬、化学肥料などで汚染されると、
下流に住む人々の生活を汚染することになる。
戸邊さんは徹底したエコロジストなのだ。

しかし、すべてを人力に頼る“明治時代の農法”は大変な労苦を必要とする。

筆者も敗戦後の少年時代の8年間、人力農業に携わった経験があるので
実感的に断言できるが、米作りは腰に悪い。
腰をかがめる作業がやたらに多いのだ。
昔の農村では老人が男女とも皆腰が曲がっていたものだ。
田起こし、苗取り、田植え、田の草取り、稲刈りと、どれも腰をかがめなければ
できない。
この中で田の草取りが最も過酷な重労働である。
田植え後約1カ月ごとに雑草を抜く作業を「1番草」「2番草」と呼ぶが、
7月末から8月初めの最も暑い時期の「3番草」ほど辛い仕事はない。
この頃は稲も伸びているので、腰をかがめると稲の葉先が目に刺さるの
で網のお面をかぶる。この時期にはヒエやアワなども根を張ってお
り、指先に力をこめて根っこから引き抜かなければならない。

その度に腰は痛み、汗はひっきりなしに流れる。

戸邊家では、農繁期小学2年の娘まで学校を休み、一家総出で農作業に励む。
辛い作業だが子どもたちは不平を言わない。
中略ー
戸邊さんは、将来の日本が米までも輸入に頼る時代になるかもしれない
という危機感から、理想の棚田で理想の米作りという志を実践してきた。

戸邊さんの松之山暮らしが4年を過ぎた2006年秋、たまたま日本中で最も
おいしい米をと、探し続けてきた東京の米販売店主北川大介さんが戸邊さんを
探りあてた。

東京の某デパート内に米販売店を持つ北川さんがつけた「戸邊米」の値段は、
何と1キロ=2340円だった。スーパーで買う米の値段が1キロ=300円も
しないというのに。
一般の07年産米価は1俵(60キロ)が1万円を割るという安値だというのに、
北川さんが「戸邊米」を買い付けた値段は、何と1俵=18万円。

それでも北川さんの店で08年2月、07年産「戸邊米」は完売寸前だという。
「良い品は高く売れる」の典型だ。

しかし戸邊さんの家族労働では、7反歩(70アール)の米作りが精一杯だ。
人力農法ではこれ以上作付け面積を増やせない。

戸邊さんは、松之山郷の多くの農家が戸邊農法を採用してくれれば、
「戸邊米」ではなくて「松之山米」のブランドで、もっと多くの消費者に安全安心
のおいしい米を供給できるし、それによって過疎化農村を再生するチャンス
になるのではないかと考えてきた。

しかし人力農法の辛さを体験してきた村人たちは、戸邊さんを
尊敬しつつも戸邊農法を実行する気にはならない。

戸邊さんにしてみればそこがもどかしい。
だが何事も便利で楽ができる世の中になったのに、なぜ農民だけ
が辛い労役を続けなければならないのか、と訴える声を非難すること
は戸邊さんにはできない。

戸邊さんも、真夏の田の草取りの辛さを何とか軽減できないかと模索している

そのひとつが不耕起栽培である。
田植え前の田んぼを鋤起こし、水を張り、代かきをして均し、田植えをするの
が弥生時代以来日本の米作りの伝統である。

不耕起栽培とは鋤起こしをしない田んぼに、冬の間から水を張って田植え
をするのだ。
なぜ鋤起こしをしないのか。鋤起こしをすれば、土中のメタンガスを
空中に放出、地球温暖化を増やすことになるから、それを防止するためだ。

それと同時に鋤起こしをしない田んぼのほうが、稲は丈夫に育つことに
戸邊さんは気付いていた。
鋤起こしをしない厳しい環境の中で育つ稲は丈夫になり、病害虫に強い。

不耕起栽培を続けた戸邊さんの田んぼでは、雑草が年々少なくなり、
田の草取りの労役が毎年軽減されているという。

戸邊さんは、松之山の棚田で日本一おいしい米を作れたことに自信を持つ一方、
人力農法の辛さを体験した地元の農民たちが、戸邊農法を敬遠していること
も知っている。

それでも戸邊さんはあきらめない。
松之山の老人向け給食サービスの弁当を戸別に届けるボランティア活動
を買って出る。
共有林の草刈りや、小正月のどんど焼きや、8月の盆踊りなど集落の伝統行事
に家族ぐるみで参加する。

こうして戸邊さんは、松之山黒倉集落の仲間として認知された。

この間、戸邊農法の米作りに興味を示す人が松之山でもぼつぼつ出て来た。

戸邊農法による安心安全の「松之山米」を大量に供給するための
仲間を増やすことが、戸邊さんの当面の課題である。

ゆくゆくは日本中で安心安全の米が作られ、消費者がおいしい国産米を食べる
ことを喜びとする時代が来ることを、戸邊さんは熱望している

~~~~~~~~~~~~(引用おわり)~~~~~~~~~~~~
リンクにも、非常に詳しいレポートがあります
Read more ...

ジャンボタニシがついに来た

2014/07/06
農家の想いを大切にする、農業ビジネスコーチングさんのサイトより
http://ameblo.jp/kchan-shokai/entry-11886953569.html

〈転載開始〉

 ジャンボタニシの卵が我が家の隣の田んぼのイネにくっついていました。

 ところどころ欠株もでています。

 当地では去年の秋に、ついに出現してショックを受けたのですが、今年はいよいよ被害が出るかもしれません。

 正直、憂うつですが、入ってきたものは仕方ありません。


 ジャンボタニシはエラも肺も持っているため、農薬が効きにくいという問題があります。

 ジャンボタニシを駆除するために水田に農薬を撒いても、汚染された水を吸わずに肺呼吸してしのげるのです。

 で、代わりに普通のタニシとか魚がやられてしまいます。

 また、乾燥にも強く、水田で中干しのために水を抜いても平気で耐えられます。


 駆除するためには卵の段階で水に落とすことが考えられます。

 水の中では卵が腐ってしまいます。

 ただし、ピンク色が抜けてくると、卵の中ではすでに子貝となっているので効果がありません。

 ピンク色のうちに落とす必要があります。

 あとは天敵ですが、こちらも心もとありません。

 ピンク色の卵は、とても苦くて鳥や虫に食べられることはないようです。

 生まれた後は魚や鳥、虫など食べる生き物は多いですが、いかんせん卵の段階で食べないので食べる方が追いつきません。

 水田では、アイガモやアヒル、スッポン等が比較的効果があるようです。

 いざというときのために、今度スッポンを飼ってってみようかな、と考え中です。
〈転載終了〉
Read more ...

稲に3黄あり

2014/07/02
徳島でへの字稲作 コシヒカリさんのサイトより
http://jyuku3.blog81.fc2.com/blog-entry-1582.html

〈転載開始〉
またややこしい事書きだしたね

我が村ではあまり聞かないけど、昔から篤農家の間で言われてきたという

稲作りでは3回黄色くするのが良い 三黄(さんおう)の稲とも言う

一回目は田植えの時 苗は少し窒素切れ気味で植えると穏やかに活着する

2回目は出穂の25~30日前頃

3回目は収穫時期に黄色くなるのが良いとの事

最近は穂肥が効き過ぎて穂が熟しても葉が青いのが多いですけどね


今はその2回目に黄化する頃です

010_201406290208374ac.jpg

下の2枚は我が家の耕作田

上の左側の田んぼは慣行のV字稲作の田んぼ

ほとんどの田んぼは上のように薄黄緑色に色が褪めてきてます。

どこの家も一発肥料を使ってるので元肥が切れて色が薄くなる時期です

田植え機で肥料の同時散布をする側条施肥では表層施肥になるので

ビシッと計ったように色が褪めてくる

このあと走り穂が出る頃から穂肥が効きだしてまた色が濃くなってくる

015_201406290230192f5.jpg

こちらは我が家の家の前ですが下の2枚はV字稲作だけど

一発肥料を振ってから代かきしたから全層施肥になってる

色が褪めるのも緩慢で上の我が家のへの字とあまり色が変わらない

我が家のへの字稲も少し褪めてきてますからね。


色が薄くなったからとあわてて肥料をやるのはご法度

栄養成長から生殖成長に切り替わる為に稲は窒素の吸収を控えてる時期

この時に必要以上に窒素を与えると身分不相応の穂が出来る

DSCF0895.jpg

これはだいぶ前に記事にした写真だけど

このように止め葉の葉鞘にひっかかりながら穂が出てくる事になる

こうなると枝梗が早枯れして穂先は黄化しても元の方はいつまでも青籾がくっついてる

稔実歩合が悪くなるらしい。

人が満腹でお産しないように稲も出穂の前は食事を控えてる事を知っておく事ですね。

2回目に黄色くする意味が分かったでしょうか


V字稲作の穂肥は与えるタイミングが重要でコシヒカリなら出穂15~18日前が適当

一発肥はこのタイミングで穂肥が溶け出す


023_20140629024934c43.jpg

我が家の菜の花と鶏糞を使ったへの字稲

最近色が薄くなってきたのは稲が出穂の準備をしてるのだろうか

ちょうど遊びに来てた妹の娘 稲の事話してもちんぷんかんぷんでしょう


我が家の耕作田でも一枚だけ色が薄くならない田んぼがあるんです

006_2014062903052814b.jpg

オクラの栽培跡で残渣をそのまますき込んだ田んぼです。

稲の作り方にⅤ字型とへの字型を書いてきましたが

もう一つ チベット高原型と言うのがありました。

一旦色が濃くなったら最後まで濃いままの稲になる

まさにここがそれだと思うけど 茎数がそれほど取れてないので

倒伏は免れそうだけど 最後になってみないと分からんな~・・
〈転載終了〉
Read more ...

FOEASの活用マニュアル刊行 農研機構など

2014/05/24
JAcom 農業協同組合新聞さんのサイトより
http://www.jacom.or.jp/news/2014/05/news140519-24205.php

〈転載開始〉

FOEASの活用マニュアル刊行 農研機構など


 農研機構や全国の公立研究機関、JA全農で構成される研究開発コンソーシアムは、「地下水位制御システム(FOEAS)の活用マニュアルを刊行した。

FOEASの活用マニュアル(表紙) 日本の水田は、水稲だけではなく麦類、大豆など土地利用型作物の生産で中核的な役割を果たしている生産基盤だ。水田を活用した水田輪作体系では、水稲の低コスト化、麦類や大豆では高品質安定生産が喫緊の課題となっている。
さらに、作業の競合回避や収益性向上のために水田への野菜作導入も期待されている。
そしてこれらの目標を達成するために、近年はFOEASや集中管理孔などの水田の灌排水機能を改善した基盤整備技術が開発されている。
すでにFOEASの普及面積は9000ha(含施工予定)に達し、その特徴を活かした各種作物の栽培技術やFOEASの導入条件、維持・管理などに関する情報が生産現場から強く求められている。
そうした要望に応えるためにこの「水田輪作における地下水位制御システム活用マニュアル」が刊行されたわけだ。
このマニュアルでは、FOEASや集中管理孔で地下潅漑を行うときの好適な導入条件、水稲や大豆栽培時の用水量、FOEASの機能を低下させる要因とその回復方法、雑草管理や耕耘作業への影響などについて紹介。さらに全国での水稲乾田直播、小麦、大麦、大豆の栽培時における利活用方法を解説。
また、水田への導入が期待されているネギ、ブロッコリー、ハクサイなどの野菜作への応用も紹介している。さらに、FOEASを導入している事例の経済性評価も行っており、これから導入を考えている産地でも大いに参考になるといえる。
なおこのマニュアルは、農研機構ホームページからダウンロードできる。

(関連記事)
【営農販売企画部】中澤靖彦部長に聞く 消費者・実需者ニーズに応える仕組みを構築(2013.10.10)
【現場で役立つ農薬の基礎知識 2013】[15]秋播きコムギの防除(2013.09.13)
【現場で役立つ農薬の基礎知識 2013】[12]秋冬野菜の病害虫防除(2013.08.09)
【現場で役立つ農薬の基礎知識 2013】[5]大豆の病害虫防除 病害虫の特性や地域の実態に合わせた効率防除を(2013.06.07)
〈転載終了〉
Read more ...

お米の苗床の草取!

2014/05/18
いいね 自然農さんのサイトより
http://ishikurasizennouen.blog81.fc2.com/blog-entry-472.html

〈転載開始〉
5月17日

昨日、今日と世羅のお米の苗床の草刈りをしてきました。
気持ち良いお天気で周りの田んぼは水が入り
田植えの終わったところもあり美しい景色になってきました。

まず午前中は白大豆の種おろしをしました。
中生の大豆です。
毎年6月下旬頃、昨年は7月に入ってからの種おろしになってしまい
生長が間に合ってなかったようなので今年は思い切って
というより当然なんですが(今までが遅すぎたようです)
種をおろしました。

2014年5月16日 (1)

条間が40cm株間も40㎝。
縄と縄の間は60㎝取っています。
直径20㎝の円状に草を刈るのでそうなります。
種をおろすところだけ草を刈り少し解して三粒ずつおろしていきました。

2014年5月16日 (2)

あとは土をかけて鎮圧して刈った草をかけておきます。

2014年5月16日 (3)

一畝だけおろしましたが4時間くらいはかかりました。

午後からはお米の苗床の草取です。
ちゃんと発芽しているか心配でしたが
綺麗に出ているのを見てホッとしました。

2014年5月16日 (4)

苗床の周りの草を刈って草をとっていきます。

2014年5月16日 (5)

被せてあった草や藁ものけないと草取がやりにくいので
藁の取りながら草を抜いていきます。
抜いた草は苗床には敷かずに周りにポイしました。

2014年5月16日 (6)

草取が終わったら糠を補いました。
昨年は補いを全くしなかったら苗の生長が良くなく
近所の人には「肥え切れやで」って教えていただきました。
で今年はしっかりと補いました。

2014年5月16日 (7)

昨年からやっているのですが草や藁を取ってしまっているので
土を裸にしないようにもみ殻を播いています。
乾燥も防げて草も生えにくくなると思います。

2014年5月16日 (8)

ネットを元通りにして終了です。

この作業も結構時間がかかります。
昨日の午後からと今日の午前中で約10時間くらいはかかりました。
でもこの作業はきっちりとやっておかなくてはいけません。
苗をしっかり育てることが一番大事だと思うからです。

今年のお米作り、出だしは順調です。


〈転載終了〉
Read more ...

水田のアオミドロ対策

2014/05/18
徳島でへの字稲作 コシヒカリさんのサイトより
http://jyuku3.blog81.fc2.com/blog-entry-1539.html

〈転載開始〉
毎年この時期に悩まされるのがアオミドロです

よその田んぼも発生して困ってる所が多いみたいですね。

田面を覆うように発生すると日陰を作り雑草の発芽を抑え

酸素を発生するので生き物の豊富な田んぼになり

後から枯れてくると稲の栄養になると言わるみたいですが

実際は苗にまとわりついて倒してしまう事が多く

地温が上がらないので生育には良くないとかも言われています。

それでその対策ですが、田を干すしかない

002_20140518043741e9d.jpg

入水を止めて3日目の田んぼ 今年は減水深が大きいのでもうこんな状態

完全に水のなくなるまで待ってみます。

右側の田んぼは高低差があるのでまだ水の残ってる部分がある

005_20140518044033ce2.jpg

これがなくなるまで待つと高いところはひび割れが出来ます

003_20140518044143662.jpg

こうなると水持ちが悪くなると思って一昨年まで田を干す勇気がなかった

でも去年は軽く干してひび割れが出来ても1週間ほど水を入れ続けると消えてくれました

おそらくバクテリアが活動して田の表面をトロトロにしてくれるからでしょう

あの田を濁していたカイエビもかわいそうだけど全滅のようです

007_20140518044556e46.jpg

アオミドロがかなり多く発生してた田んぼも完全にひっつかせました

014_201405180448304b7.jpg

こちらの方では田んぼの水がなくなる事を「ひっつく」って言ってますが

案外この言い方をしてる所が多いみたいですね。

013_20140518045107a76.jpg

アオミドロが白っぽくなったり茶色になったのは完全にやっつけたところ

緑色をしてるのも水を入れると黒くなって死んでいく 去年そうだったからね

015_20140518045410ab7.jpg

まだ水がかなり残ってる田もありますので

水のなくなった田んぼから順次水を入れて行く事にします。
〈転載終了〉
Read more ...