徳島でへの字稲作 コシヒカリさんのサイトより
http://jyuku3.blog81.fc2.com/blog-entry-1582.html
〈転載開始〉
またややこしい事書きだしたね
我が村ではあまり聞かないけど、昔から篤農家の間で言われてきたという
稲作りでは3回黄色くするのが良い 三黄(さんおう)の稲とも言う
一回目は田植えの時 苗は少し窒素切れ気味で植えると穏やかに活着する
2回目は出穂の25~30日前頃
3回目は収穫時期に黄色くなるのが良いとの事
最近は穂肥が効き過ぎて穂が熟しても葉が青いのが多いですけどね
今はその2回目に黄化する頃です
下の2枚は我が家の耕作田
上の左側の田んぼは慣行のV字稲作の田んぼ
ほとんどの田んぼは上のように薄黄緑色に色が褪めてきてます。
どこの家も一発肥料を使ってるので元肥が切れて色が薄くなる時期です
田植え機で肥料の同時散布をする側条施肥では表層施肥になるので
ビシッと計ったように色が褪めてくる
このあと走り穂が出る頃から穂肥が効きだしてまた色が濃くなってくる
こちらは我が家の家の前ですが下の2枚はV字稲作だけど
一発肥料を振ってから代かきしたから全層施肥になってる
色が褪めるのも緩慢で上の我が家のへの字とあまり色が変わらない
我が家のへの字稲も少し褪めてきてますからね。
色が薄くなったからとあわてて肥料をやるのはご法度
栄養成長から生殖成長に切り替わる為に稲は窒素の吸収を控えてる時期
この時に必要以上に窒素を与えると身分不相応の穂が出来る
これはだいぶ前に記事にした写真だけど
このように止め葉の葉鞘にひっかかりながら穂が出てくる事になる
こうなると枝梗が早枯れして穂先は黄化しても元の方はいつまでも青籾がくっついてる
稔実歩合が悪くなるらしい。
人が満腹でお産しないように稲も出穂の前は食事を控えてる事を知っておく事ですね。
2回目に黄色くする意味が分かったでしょうか
V字稲作の穂肥は与えるタイミングが重要でコシヒカリなら出穂15~18日前が適当
一発肥はこのタイミングで穂肥が溶け出す
我が家の菜の花と鶏糞を使ったへの字稲
最近色が薄くなってきたのは稲が出穂の準備をしてるのだろうか
ちょうど遊びに来てた妹の娘 稲の事話してもちんぷんかんぷんでしょう
我が家の耕作田でも一枚だけ色が薄くならない田んぼがあるんです
オクラの栽培跡で残渣をそのまますき込んだ田んぼです。
稲の作り方にⅤ字型とへの字型を書いてきましたが
もう一つ チベット高原型と言うのがありました。
一旦色が濃くなったら最後まで濃いままの稲になる
まさにここがそれだと思うけど 茎数がそれほど取れてないので
倒伏は免れそうだけど 最後になってみないと分からんな~・・
〈転載終了〉
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