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農の未知収束事例 「500円で飛ぶように売れるレタス」

2014/08/10
るいネットさんのサイトより
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=292011

〈転載開始〉
瞬く間に売り切れるレタスがある。パック販売のリーフレタスで値段価格は500円。これほど高級にもかかわらず、店頭に並ぶと同時に売り切れる人気の商品である。



この「レタス」実は、シャキシャキの鮮度がなんと収穫から2週間以上たっても全く変わらない。そして完全無農薬。それが消費者層の心を掴んだようだ。そして、そのありえない「レタス」誕生の背景には強力な外圧。そして、明確な社会的目的意識と未知への可能性収束があった。



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正確にはこのレタス「低カリュウム・リーフレタス」といい、機能性野菜に分類される。成分調整された完全無農薬・無菌栽培の工場生産レタスだ。これを作った松永は実は4年前まで、半導体の製造工場を経営。社員一同農業は全くの素人だった。一体なぜそんな彼らが、わずか4年。無農薬で2週間もシャキシャキのレタスを作れたのか。



◆直撃する危機 ~それは社長の謝罪からはじまった~



2010年。「申し訳ない」社長は言った。



福島県会津若松市町北町。この町はかつて半導体製造の城下町として隆盛を極めていた。この町の半導体メーカー・会津富士加工株式会社。昭和42年に設立、日本の大手電気メーカーの先端技術を担ってきた中小企業のひとつだ。しかし2010年。倒産の危機を迎える。



リーマン・ショック後、大手電機メーカーが半導体の製造拠点を海外に移転。下請けだった松永の会社は倒産の危機に直面した。およそ70人いる社員のうち。30人を解雇しなければ会社は潰れる。松永は会社を立て直すためあらゆる対策を講じた。



そして最後に出した答えが、野菜生産だった。社員の声を採用し先進技術の半導体会社は「野菜工場」になった。ほとんど改修なしで転用された工場は、完全人工光型植物工場として市場に参入。しかし上手くいかなかった。リ-フレタスを量産化、市場と取引を始めるが、露地レタスとの価格競争に敗れた。1袋20円でしか販売できなかった。





◆目的を見出す~野菜を食べられない人たちのための野菜をつくる~



農業者と価格競合せず、付加価値を持たせた野菜の生産が必要だと痛感する中、東北大震災が起きた。松永の低カリュウム野菜の追求はここから始まる。挑んだのは当時世界の誰もできなかったカリュウムを使わない野菜生産。半導体時代に培った技術、完全無菌の精密な24時間空調コントロール可能な設備が生きた。



なぜ松永は困難な道を選んだのか。それはある出来事がきっかけだった。松永は、重い腎臓病患者が避難所で支援物資の生野菜を食べられず苦しんでいると聞いた。実は腎臓病患者はカリウムの摂取量を制限されている。



ところが、カリウムはほとんどの食品に含まれている。特に生野菜や果物に多い。例えば健康な人にとっては普通のメニューでも、たった1食だけで1日に許されるカリウムの摂取量の半分をゆうに超えてしまう。腎臓病患者の中には我慢できず、果物をおなかいっぱい食べ救急搬送されるケースもあったという。



◆未知への収束 ~世界初の試み~



野菜を育てるのに必要不可欠な栄養素であるカリュウムを使わないで野菜を育てる。これは世界でも類をみない。野菜作りのプロからすればあり得ないという。



カリウムは植物が生きていく上で決定的な働きをする栄養素である。植物が成長する際、細胞が大きくなるのを手助けし光合成を助ける役目を果たしている。もしもカリウムが足りなくなると。葉は白くなりもちろん実りも悪くなる。そしてやがて枯れてしまう。その農業の常識を覆した。



カリウムの少ない野菜を一体どう作ればいいのか?その答えを追い求める中、松永はある人物を探し当てた。その人物とは自身が腎臓を患ってから低カリウム野菜の研究を始めていた。秋田県立大学小川准教授。彼は、必要不可欠なカリウムを与えずに育てる画期的な栽培法を編み出していた。





◆追求と実現 ~できないという宝を夢に変える~



その方法とは「野菜を騙す」こと。栽培の途中で与える栄養分をカリウムから性質の近いナトリウムにすり替える。すると野菜はカリウムを吸っていると錯覚し成長を続ける。そして野菜がすり替えに気づくギリギリのタイミングで収穫するのだ。この方法で小川准教授は低カリウムほうれんそうの栽培に成功。しかし、研究レベルでは成功していても量産化は難しかった。世界で誰も成功していない低カリウム野菜の量産化。何もかもが初めての経験。その夢をかなえる鍵となったのは、くしくも自分たちが手放した半導体の技術にあった。



それは半導体工場の管理技術。特定の栄養素をコントロールした野菜を作るには無菌状態が適している 。半導体時代のものがそのまま使えた。工場内に細菌を持ち込ませないためにはこれ以上ないほど適していた。カリウムを減らしたレタスは成長が早すぎても遅すぎても枯れてしまう。そのため24時間365日。同じ環境で育てる必要があった。半導体製造は1分単位で温度と湿度を記録する。松永はこれを使い室内の環境を常にコントロールしレタスの成長スピードをすべて同じにさせた。



社員の能力もそのまま生かすことができた。半導体製造は肉眼ではわかりづらい小さなミスを見つけるため顕微鏡を使い製品チェックを行っていた。このスキルが半導体の不良品を探すように野菜の葉や根のわずかな違いも見逃さない。かつての半導体製造のノウハウを生かし「できない」と言われた野菜作りは「できる」に近づいた。





◆類的充足価値 ~喜んでもらうための追求~



だが松永にはこだわりがあった。味をよくするため与える栄養分のバランスを変えて試行錯誤を繰り返す。そして開発から1年半ついに松永が求めるレタスが完成した。甘い。カリウムの値は通常野菜の20%以下。しかも細菌の少ない状態で育てられたためシャキシャキの鮮度は2週間も持つ。この味も機能にもこだわったレタスを松永は腎臓病患者の人たちへ次々と届けた。そして松永は、半導体時代にはなかった人々の喜びの声を聞いた。



松永は現在。より多くの人たちに低カリウム野菜を届けるためほかの製造業者にもその技術を伝えている。低カリウムムレタスは今後海外の腎臓病患者のために成田空港近くの工場でも作られる予定だ。そしてメロンでも実現を果たし、トマトやイチゴ作りにも挑み始めた。「できない」を「できる」に変え人々に喜びを届けるために。



<敬称略>

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自然の摂理と工場野菜の是非の議論はあるかもしれない。しかし現在、国内には透析患者は30万人、慢性腎臓病患者は1330万人。世界には推定6億人の腎臓病患者がいる。そしてなによりも、この栽培技術がフクシマで生まれた意味は大きい。この方法ならば完全無放射性物質の農産物生産も可能だからだ。





<参考・引用・抜粋サイト>

・会津富士加工株式会社リンク

・世界初の低カリュウムレタスの開発に成功リンク

・夢の扉+【奇跡の野菜…無農薬でも2週間新鮮】リンク

・半導体技術者が育てるレタスリンク
〈転載終了〉
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圧倒的な映像美で2010年代の世界を見せる「Samsara」に見る、大量消費社会の「食」

2014/08/10
ETHICAL FASHION JAPANさんのサイトより
http://www.ethicalfashionjapan.com/2014/06/samsara-and-overconsumption/

〈転載開始〉

2012年に公開された映画「Samsara(サムサラ)」は、アジア・ヨーロッパ・アメリカ・アフリカ、世界25カ国をまたぎ、5年以上の年月をかけて制作された世界のドキュメンタリー。

この映画は、世界の絶景はもちろん、世界中の人々の暮らし、産業、文化などを多角的にを捉えたもの。70mmフィルムで撮影されており、カメラワークがとにかく息をのむほど美しい。ナレーション、サブタイトル等は一切なく、映像の世界にどっぷり浸ることのできる映画となっている。



監督であるRon Frickeは、「この映画は良いとか悪いとか主義主張をするためのものではない。ただ、外から見ると、社会はこんなふうに見える」と話していたというが、雄大な自然などがたくさん映っており、純粋に美しい。しかし途中から大都市が映り始めると、だんだん言葉にならない違和感が芽生えてくる。合理性や生産性を追求した現在の都会の社会を俯瞰で眺めると……。その一つが、大量生産システムで製造される「食」の様子である。

2010年前後の世界の国々はこんな状況だったという貴重な記録になる映画だ。ちなみに「Samsara」とはサンスクリット語で「輪廻転生」を意味する言葉という。

Via(許諾を得て掲載):'Samsara and Overconsumption' Eluxe Magazine, 2014/6/10

〈転載終了〉
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自宅でキノコが育てられる「しいたけ栽培キット」を試してみた

2014/08/10
やまむファームさんのサイトより
http://ymmfarm.com/life/1908.html

〈転載開始〉
しいたけ栽培キット

自宅のリビングで育てることができる、しいたけ栽培キット。

手軽に”もぎたて”シイタケが味わえるとのことで、試しに購入してみました。

しいたけの栽培方法は大きく2つ

自宅でしいたけを栽培するには、大きく次の2つの方法があります。

  • しいたけの原木栽培(げんぼくさいばい)
  • しいたけの菌床栽培(きんしょうさいばい)

しいたけの原木栽培

しいたけの原木栽培

ナラやクヌギなどの原木に「しいたけ菌」を植え付け、半年〜2年近くかけて収穫する栽培方法。

自然環境の中で育つことで、香り、味、肉厚の良さが優れる反面、栽培期間が長く、安定栽培が難しいのが特徴です。

うちでも試しているので、どんな感じかはコチラの記事を参考にどうぞ。

⇛ しいたけの原木栽培 仕込み完了

しいたけの菌床栽培

しいたけの菌床栽培

おが屑に栄養源を混ぜて作った培地に「しいたけ菌」を植付け、空調管理された施設内で培養、3ヶ月ほどで収穫できる状態にする栽培方法。

短期間で安定した栽培が可能なため、スーパーなどで売られているシイタケはほとんど菌床栽培です。

で、今回紹介する「しいたけ栽培キット」は、この菌床栽培のモノになります。

しいたけ栽培キットでの育成の様子

購入した栽培キットは「しいたけでるデル」という商品。

箱を開けると、袋に入った菌床と受け皿、説明書が入っています。

しいたけの菌床栽培

普段の管理は超簡単。

1日2回ほど霧吹きで水をかけて表面を湿らせ、乾燥させないように付属の袋を掛けておきます。あとは直射日光の当たらない明るい室内に置いておけばOK。

しいたけの菌床栽培

で、到着して2日目には、しいたけがポコっと出てきました。

しいたけの菌床栽培

4日目。

しいたけの菌床栽培

5日目。

しいたけの菌床栽培

6日目。

しいたけの菌床栽培

しいたけは、傘が6〜7分開きのときが採り頃とのことで、いよいよ収穫です。

手でもぎ取ってみる。肉厚で軸も太い!

しいたけの菌床栽培

すぐにバター焼きにしました。

傘の内側を上にして焼き、ひだに汗のような水滴が浮いてしっとりしてきたら食べ頃です。

見てこのみずみずしさ。水滴というより水溜りがきでるほど。

しいたけの菌床栽培

やはり、もぎたて椎茸のバター焼きは絶品です。

原木栽培と比べるとどうかな?と思ってたんですが、全然負けてませんね。旨い。

一度食べると、スーパーとかで売ってるモノでは満足できなくなるので要注意。これマジで。

しいたけの収穫数は

しいたけ栽培キット

最終的に発生したしいたけの数は、この写真の分だけでした。

また、しいたけを採り尽くした後、この菌床を24時間ほど水に漬けると、また発生する場合もあるようです。

これもやってみましたが、その後しいたけが出る様子もなく終了致しました。

商品によって当たり外れもあるかと思いますが、私の場合はどうだったんでしょうね。

しいたけ栽培キットの入手先

しいたけ栽培キットは、ホームセンターやネット通販などで手に入ります。

今回は愛読しているWebマガジン「おうち菜園」経由で購入しました。

スーパーで売ってる値段を考えると、しいたけを自分で育てて節約という訳にはいきませんが、、育てる楽しさと食べる美味しさ、その感動はプライスレス。

尚、菌床栽培のキットは、しいたけの発生に適した温度(10℃〜25℃)である春と秋に販売されていることが多いので、その時期をお見逃しなく。

贈り物にも

CTAKEO

ちなみに、こんなお洒落な商品もあります。

「CTAKEO(シータケオ)」。ネーミングセンスも良いですね。

飾って、育てて、採って、食べて。こういうプレゼント貰うと嬉しいと思う。

⇛ CTAKEO – 銀座 虹の森

〈転載終了〉
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個人農家が作る加工品がおいしい理由

2014/08/10
ほんものの食べもの日記partⅡ さんのサイトより
http://hontabe.blog6.fc2.com/blog-entry-339.html

〈転載開始〉
IMG_9015.jpg
昨年梅干しをおすそ分けした友人に「今まで食べたことないほどんまい!」と、
大変喜ばれたです。ナントカいうブランド梅干しよりもんまい! と言われたので、
そのブランドを調べてみたら、大量生産→塩抜き→調味して作られてましたです。
んで、べらぼうに高かったです。手づくりに勝る味はないってことですなあ。



穂のぼの農園さんのジュース、完売しましたです。
みなさまのおかげです。ありがとうございました!

「ジュースもプルーンジャムもものすごくおいしいですね!」と
何名かの人に言われたです。
「市販のトマトジュースとは味が全然違うんで驚きました」とか。
「何が違うんでしょう?」とも聞かれたです。

えーと、「それは原料です」と答えたけど、
あたりまえ過ぎたかなあと反省したわたくし。
ということで加工品について考えてみた。

ジャム、ジュース、梅干し、味噌等の農産加工品は、
原料の質がいいほどおいしいものができる。しかし、
そういうものほど末端価格が高くなるという宿命を背負っている。

例えば農家が出荷できなかった減農薬栽培のりんごを原料にして、
ジュースを作ったとする。
自分でジュースは絞れないので、加工を委託しなくてはならない。

委託した加工場で1リットルのりんごジュースを作ると
1本につき加工賃300円だったとする。
ビンに入ったりんごジュース1本300円。しかしこのままでは売れない。
原料りんごの価格を乗せないと赤字になっちゃうからね。

ジュース用だからと言って品質の悪いりんごを使うわけではなくて、
少し傷んで出荷できなかったもの、売れなかった規格外のものを使うから、
りんごの品質はかなりいい。腐ったものなどは入らないと考えていい。

IMG_9265.jpg
お友だちに差し上げて喜ばれるもののひとつ「桃ジャム」。
「夢のようにおいしい!」とよく言われますが、わたくしの手柄ではなく、
元の桃がべらぼうにおいしい! から最終製品もそうなるだけなんす。
原料果物の味は、ことほどさように大切なのですよ。



この農家が規格外のりんごを10kg2,500円で売ってたとすると、1kg=250円。
1Lのジュースを作るには、1.5kg位のりんごが必要だと思うけど、
おおまかな計算なのでこの数字を使うと、以下のようになる。

300円(加工賃)+250円(原料費)=550円(ジュースの原価)

これに箱代・手間賃・ガソリン代等の経費を乗せて販売価格を決める。
800円くらいで売れればOKって感じかな?(このへん適当)
自分で売り切れればいいけど、そういうことはムリで、
基本的にはどこかの流通にお願いしたり、お店に置いてもらったりする。

流通や店舗で販売する際には粗利を乗せなくてはならないから、
粗利30%を乗せるとりんごジュースの売価は1,150円になる。
「そんな値段じゃムリかなー、せめて税込で1000円だよねー」
なんてお店に言われることも多く、泣く泣く原価を下げることになる。

下げないと大量の在庫を抱えることになり、さらに悲しい思いをする。
これが農産加工品を個人で作った場合の価格のしくみ。

お店で見ると「1,000円って高いなー」と思うかもしれないが、
べらぼうに儲かってる人はとくにいなくて、正しい価格であることが多い。
というか、店売りの場合は農家が損してることが多い。

では市販のものはどうかな?

一番安価な、スーパーでもよく見かける「濃縮還元」ジュースは、
濃縮された果汁を輸入し日本で薄めてジュースにしたもので、
濃縮する過程で原料果物の風味が飛んでいることが多い。

原料果物がどんな農薬使って作られてるか、どんな品質のものか、
なんてことはもちろんわからない。

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毎年大量にいただく自然栽培のすももでジャムを作りますが、
夏のクソ暑いときに炭酸割りにして飲むと元気が出るのは、
このすもも自体に力があるからだと信じて疑わないわたくし。
食べものはかくあるべし、という見本のようなすももジャム。



日本で製品化する際には、その味を元の果物に似せるため香料を入れる。
そして「濃縮還元だよね、うんうん」という独特の味になる。

果汁を濃縮すると在庫や流通の際のスペースを節約できるという
すんばらしいメリットがあるが、まあ、おいしくはない。しかし安い。

濃縮還元よりもちょっと高いストレートジュースは、
原料が「うーん、ちょっとどうなのか」的なものであることが多い。
効率を優先した果汁の絞り方や加熱・殺菌方法等の兼ね合いもあり、
そんなにおいしいジュースにはならない。

わたくしはとあるJAの倉庫で「これジュース用」という果実が
コンテナに山積みになってるのを見たことがあるが、
それ以来市販のジュースが怖くなり、絶対に買わなくなった。

しかしひとつ気づいたことがあった。
自分で農産加工品を作るよりも、加工用の格安価格で出荷したほうが
農家としてははるかに楽に違いない。たとえアホみたいな価格であっても。

だから自分で加工品をあれこれ作る農家というのは
自分の作物をとても大切にしている農家、あるいは、
貧乏で自分の作物を無駄にしたくない農家とも言えるだろう。

自分の作物への愛情が強い農家、と言ってもいいかもしれない。

そういう人が作る加工品のメリットは、
原料果実の品質がいいということだ。

039.jpg
手作りするからって加工品が割安になるわけではなく、
原料にいいものを使うと買うよりも割高になることのほうが多いもんです。
んじゃ、売ってるものはどんなもので作られて、なぜあんなに安いのか?
そういう疑問を持つことも大切なのではと考えたりするわたくし。



さらに、ここがミソなのだが、おいしい果物を作る農家のものほど
その加工品もおいしいのだ。考えてみれば当然なんだけど、
加工度の低いものほど原料の味が如実に出るから、
原料の味のレベルによって最終製品の味は変わる。

おいしくないものを使えば、絶対にそれ以上の味にはならないし
そうするためには何かよぶんなものを入れる必要がある。

農家に知り合いがいて、その人の作るものがとてもおいしければ、
その人の作る加工品を直接購入するのが一番いい。
さらにとてもいいことがひとつある。
直接買えば全部農家の収入になり、農家がすんごくうれしいのだ。

消費者としての問題は、そういうものは割高だということである。
バクバク食べたりがぶがぶ飲めないということでもある。

しかし、わたくしにとってほんとうにおいしいものとは、
ちょびっと食べてうふっと笑って幸せな気持ちになる的なもので、
大量にガツガツ食べてすげー満足! やってやったぜ!!
ってなものとはちょっと違うと思うんだけど、どうでしょうか。

あまりにもわたくしはぽよよんとし過ぎているでしょうか。
〈転載終了〉
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農薬と日本人の病気の関係

2014/07/08
あなたも農業コンサルタントになれるさんのサイトより
http://ameblo.jp/nougyoukonnsaru/entry-11888436297.html

〈転載開始〉

よくコメントを頂く読者の方から、わたしの全く知らなかった点についてコメントを頂いた。

かつて、日本の水田は病気を媒介する場所であったというのである。

以下、コメントより抜粋。

「水田は、日本脳炎、日本住吸血虫、肝吸虫、三日マラリア、バンクロフト糸状虫(リンパ性フイラリア)等の温床であった。」


wikiで調べたところ

日本脳炎は、ウィルスによる脳炎でコガタアカイエカという蚊が媒介する。ワクチン接種により減少したが、媒介する蚊の対策も必要であった。

日本住吸血虫は寄生虫。ミヤイリガイという水田の側溝などに生息する貝が中間宿主であった。筑後川流域の一体では、大規模な駆除が行なわれたらしく、ほ場整備が進んだこともありこの病気の撲滅につながった。素足で水田に入らないなどの対策も取られたようだ。

肝吸虫は、古くは肝臓ジストマと呼ばれ、マメタニシから淡水魚に寄生し、人間が食べると寄生される。

三日マラリア。てっきり熱帯の病気だと思っていたのだが、日本でも過去は激しく発生していたらしい。現在の日本では発生していないが、wikiによれば、水田の環境の変化によることにより、ハマダラカが減少したことによるらしい。

バンクロフト糸状虫(リンパ性フイラリア)。犬の病気のように思われているフィラリアダがハマダラカにより人間にもかつては寄生していた。主な発生地は沖縄で戦前は、県民の3分の1が保虫していたという。


コメントによれば、戦前DDTのなかった時代には水田は、食料生産の場であるとともに上記のような様々な病気の発生場所であったとのこと。

上記の病気は、いずれも蚊や貝、タニシなどが媒介することから、水田がそれぞれの病気の媒介の中心場所であったことは間違いないだろう。

知らなかったとはいえ、考えてみれば当然のことで自然が豊かで多くの生物が生息していたということは、逆に人にとって脅威となる生き物が生息していたことだって考えられるわけである。

側溝がU字溝になったことにより、生息できなくなり媒介することができなくなった生物が存在する代わりに、人間の脅威となる生き物も減ったという皮肉な話なのである。

また、水田に農薬を散布することでそれらの有益な生き物とともに有害な生き物も生息できなくなったという点も大きいだろう。

やはり、自然との共生というのは難しい。

自然環境を失うと同時に、人の脅威となる病気も撲滅できた。

なんだか、複雑な気持ちにもなるが、やたら槍玉に上がる農薬やほ場整備、側溝の整備が非常に人にとって役に立っているということをしれてよかったと思います。


ありがとうございました。omizoさん。

面白い情報だと思って慌てて書いたので、間違いなどがありましたらお知らせください。


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殆ど刈らない草刈りの結果。

2014/07/06
農産物の直販農家の生活さんのサイトより
http://ameblo.jp/agroforestry/entry-11887386968.html

〈転載開始〉
殆ど刈らない草刈り方法=選択型草刈りと自分で呼んでいるんです。



5月18日の画像

ヒメスイバなども刈りません。


5月15日の画像

コメツブツメクサも刈らない。



集落の人々が、畦が藪になるぞ!と言ってましたが・・・

予想通りの結果となった。




ヒメスイバとイネ科のツンツンした雑草の場所は、

まるで除草剤を撒いたかのように、枯れた。




クローバーを残した畦も、マムシの姿が確認できる程度の高さと繁り具合です。

それに、種子を落として、夏場は枯れるでしょう。


あえて残した雑草達は、枯れて、他の強害雑草が生えない状態となる。

秋には、その種子が芽吹き、来年の春には、グランドカバープランツとなる。


・・・という事を来春に、予想しているのです。



久しぶりの選択型草刈りなんですが、

今の時期は、ヒメジョン・ススキ・ヨモギ・ノギク・カズラを対象に刈ってます。



5月には、野イチゴも放置したので・・・



現在、野イチゴが成り放題となってます。

早めに採って、ジャムにするだに☆☆☆

野イチゴジャムは、甘酸っぱさが最高なのだ~。





PM2.5 連日 酷い状態です。

今朝も向いの山の木々が、霞んでいる状態・・・

日本でこれですから、さぞ中国は、深刻な状態でしょう。



最後に、日記的記録として記します。

別集落の人の事で、昨日今日 警察官が話を聞きに来た。

9割方が、世間話でしたが・・。

田舎というものは、昔ながらの習慣が抜けないものでして・・

飲酒運転などに関しては、まだまだ危険な違法行為だという意識がない人が多いのです。

・・で事故する人が絶えません、やがて他者を巻き込む事になるでしょう。

車を運転しないなら、自宅やお店で 死ぬほど大量飲酒してもイイと思ってます。
〈転載終了〉
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ジャンボタニシがついに来た

2014/07/06
農家の想いを大切にする、農業ビジネスコーチングさんのサイトより
http://ameblo.jp/kchan-shokai/entry-11886953569.html

〈転載開始〉

 ジャンボタニシの卵が我が家の隣の田んぼのイネにくっついていました。

 ところどころ欠株もでています。

 当地では去年の秋に、ついに出現してショックを受けたのですが、今年はいよいよ被害が出るかもしれません。

 正直、憂うつですが、入ってきたものは仕方ありません。


 ジャンボタニシはエラも肺も持っているため、農薬が効きにくいという問題があります。

 ジャンボタニシを駆除するために水田に農薬を撒いても、汚染された水を吸わずに肺呼吸してしのげるのです。

 で、代わりに普通のタニシとか魚がやられてしまいます。

 また、乾燥にも強く、水田で中干しのために水を抜いても平気で耐えられます。


 駆除するためには卵の段階で水に落とすことが考えられます。

 水の中では卵が腐ってしまいます。

 ただし、ピンク色が抜けてくると、卵の中ではすでに子貝となっているので効果がありません。

 ピンク色のうちに落とす必要があります。

 あとは天敵ですが、こちらも心もとありません。

 ピンク色の卵は、とても苦くて鳥や虫に食べられることはないようです。

 生まれた後は魚や鳥、虫など食べる生き物は多いですが、いかんせん卵の段階で食べないので食べる方が追いつきません。

 水田では、アイガモやアヒル、スッポン等が比較的効果があるようです。

 いざというときのために、今度スッポンを飼ってってみようかな、と考え中です。
〈転載終了〉
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7〜9月にGM作物の見学会 モンサント

2014/07/06
JAcom 農業協同組合新聞さんのサイトより
http://www.jacom.or.jp/agribiz/2014/07/agribiz140703-24762.php

〈転載開始〉

 日本モンサントは毎年7〜9月にかけて、茨城県稲敷郡にある同社の研究農場で遺伝子組み換え(GM)作物の試験栽培見学会を行っているが、このほど今年の見学会の日程を発表した。


 見学会では除草剤ラウンドアップに耐性のある除草剤耐性大豆、害虫への抵抗性を付与した害虫抵抗性トウモロコシの試験栽培のようすを見学できるほか、同社社員がGM作物についての説明を行う。
 見学会は1回につき定員25人で、1人から参加できる。10人以上の団体で申し込みの場合は、別途日程でも対応する。
 最寄り駅はJR常磐線佐貫駅。同駅から送迎バスが出る。
 申し込み・問い合わせは同社広報部(03-3546-6191、Eメール)まで。
 見学会の日程は下表の通り。

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(関連記事)

NON-GMコーンで生産 日本コーンスターチ(2014.06.12)

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GM作物政策、安全性評価不十分 パルシステム(2014.04.09)

米国非遺伝子組換えトウモロコシ直接契約 JA全農(2014.03.28)

遺伝子組換えカイコ 隔離飼育試験を承認へ(2014.02.24)

〈転載終了〉
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南米の複数の都市で、米モンサント社に対する抗議デモ実施

2014/07/06
IRIBラジオ日本語さんのサイトより
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/45450-%E5%8D%97%E7%B1%B3%E3%81%AE%E8%A4%87%E6%95%B0%E3%81%AE%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%81%A7%E3%80%81%E7%B1%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E7%A4%BE%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8A%97%E8%AD%B0%E3%83%87%E3%83%A2%E5%AE%9F%E6%96%BD

〈転載開始〉

南米諸国の複数の都市で、アメリカに本社を置く多国籍バイオ化学メーカー・モンサント社に対する抗議デモが行われました。



プレスTVによりますと、南米諸国の一部の都市で、市民が遺伝子組み換え食品の開発で知られるモンサント社に抗議し、街頭に繰り出したということです。

これと同様の抗議デモは、チリの首都サンティアゴで行われ、デモ参加者がプラカードを掲げてモンサント社の活動に対する抗議の意を表明しました。

遺伝子組み換え食品には、動物性のものと植物性のものがあり、これらはDNAの注入により生産されたものを含んでいます。

こうした方法は、ペストや除草剤のラウンドアップへの耐性を持たせるために行われるものです。

しかし、食物学の専門家や消費者の多くは、モンサント社の遺伝子組み換え食品が衛生面や環境面でもたらす結果を懸念しており、モンサント社はこれまでに何度も非難を浴びています。

〈転載終了〉
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[月曜特報] ハラール認証 関心高まる 18億人、300兆円- ムスリム市場狙え

2014/07/06
日本農業新聞 e農ネットさんのサイトより
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=28497

〈転載開始〉
 イスラム教の戒律で認められた物を示す「ハラール」の認証を取得する動きが、日本の農畜産品や食料品の生産・流通関係者の間で広がっている。イスラム圏から日本への観光客が増えているのに加え、世界人口の4分の1を占め、18億人いるとされるイスラム圏は巨大市場として輸出の期待がある。政府も24日に決めた「農林水産業・地域の活力創造プラン」で、輸出策の柱としてハラール認証の支援を盛り込んだ。少子高齢化などで日本国内の農畜産物市場が縮小する中、新たな市場としてムスリム(イスラム教徒)への期待が高まる。



・国内で900億円期待 



 ハラール認証が日本で注目され始めたのはここ数年。親日的で経済が急成長するマレーシアなどイスラム圏の市場と、年々増えるムスリム観光客への期待からだ。



 日本アジアハラール協会によると、ハラール食品の世界市場規模は2013年で約300兆円に上る。しかも、ムスリム人口は30年には約22億人に増え、世界全体の3分の1に達する見込み。



 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、ムスリムが多く、インフラ整備と倉庫・物流業者が整う国・地域として、中国の上海、タイのバンコク、フィリピンのマニラ、マレーシアのクアラルンプールをハラール認証産品の有望市場として挙げている。



 日本国内では今年、観光客と日本在住のムスリム合わせて約70万人の市場がある。ハラル・ジャパン協会によると「食に関する支出だけで900億円の潜在的な市場がある」とみて、例えばムスリムが安心して食事ができる場所をつくることを提案する。



 これら国内外市場に向け、昨年から食品企業や牛肉加工業者などの認証取得が相次ぐ。認証機関でもある日本アジアハラール協会では「認証を受ける企業は毎月3、4社ペース」という。昨年は20社を認証し、今年は倍増を見込んでいる。



・輸出拡大 高級和牛 官民連携で



 神奈川県内の肉牛生産者らでつくる「横濱ビーフ推進協議会」は4月下旬、国内のハラール認証を受けた黒毛和種のA5等級のサーロインとヒレ肉100キロをアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに初めて輸出した。富裕層が多い ため高価格な和牛を売れる「有望な市場」と見込んだためだ。



 現地では、高級和食レストランのステーキなどに使われたという。同協議会の小野宏会長は「国内では上物が売れない。ハラール認証を取るには手間も掛かるが、海外で評価を得ることは国内でのブランド向上にもつながる」と期待している。



 ただ、国内でUAE向けのハラール認証を取得している食肉取り扱い施設は2カ所だけ。処理できる頭数は限られる。



 こうした現状に、地方自治体も対策に乗り出した。熊本県は2014年度補正予算で「ハラール対応牛肉輸出促進事業」に3800万円を計上。岐阜県は「岐阜県ハラールプロジェクトチーム」を6月30日に設置、官民で議論を始める。



 ハラール認証牛肉の輸出をする大手食肉卸売業者によると、イスラム法に基づいた食肉処理方法は牛にストレスが掛かり肉に血の塊ができる多発性筋出血(シミ)ができやすい課題もあるという。シミができると国内市場では値段が大幅に下落するため、ハラール認証をためらう生産者も少なくない。



 この卸売業者は「シミができてもハラール認証の牛肉という付加価値を付け、国内で販売できる流通システムを構築する必要がある」と指摘。その上で「日本にはない需要がイスラム諸国にはある。まずは和牛の高級部位を売り出し、消費の裾野を広げていきたい」と強調する。



・米生産者も



 ハラール認証が関心を集めているのは牛肉だけではない。良食味として知られる米でも、認証を受ける業者が出てきた。



 米を中心としたハラール食品を手掛けるフィードイノベーション(東京都千代田区)は13年9月に日本で初めて、米でハラール認証を取得した。秋田県にある関連農場で生産する米をマレーシア向けに輸出するためだ。東南アジアの主要都市には既に大手卸が進出しているため、今後の拡大が見込める市場として、マレーシアに目を付けた。



 米の場合は、圃場(ほじょう)周辺に豚舎がないことなどが認証の条件になるものの、栽培上の大きな違いはない。それでも審査費用を出して認証を取得した理由を、佐藤仰喜社長は「マレーシアには事実上、ハラール以外の食品は輸出できないため」と説明。市場開拓のために必要な手続きと捉えている。



 国内でのハラール認証米の販売先は、今のところ観光客向けの土産物店。真空パックにした、持ち帰りに特化した小容量の商品にとどまっている。飲食店などでの扱いが始まれば市場も広がるが、そのためには肉や米と合わせる加工食品にも認証商品があった方が有利。ハラール食品だけで料理のメニューができれば「売り先も広がる」と期待する。



・国内向け 観光ビザ緩和 追い風



 国内でもハラール認証を受けた食品のニーズは高まっている。ムスリム向けの食品卸売業を2011年から展開するマレーシアハラルコーポレーション(東京都港区)のアクマル・アブ・ハッサン社長は、ハラール認証の取得に向けた勉強会に、しばしば講師として招かれる。ここ1、2年は月に10回くらいのペース。「急に増えた」と関心の高さに驚く。



 背景にあるのはイスラム圏から日本へ訪れる観光客の増加だ。ムスリムの人口は中東より、むしろ東南アジアの方が多い。マレーシアでは国民の6割、インドネシアでは9割がムスリムといわれ、こうした国からの観光客が増えている。日本政府観光局によると、マレーシアからの訪日客数は5月までに9万9200人で、前年に比べて6割増。インドネシアも5万9700人と2割近く伸びている。



 羽田空港国際線の増枠や、東南アジア諸国の観光ビザの発給要件が緩和されたことが観光客を呼び込んだ。アクマル社長は、食事や土産物といった観光客向けのハラール市場を「年間で最低でも10億円はある」と見込む。



 同社は、ハラール認証を受けた牛肉を扱っているのが特徴。同社の求めに応じて認証を取得した牛肉加工・販売のゼンカイミート(熊本県錦町)から、乳用種の肉を仕入れている。取引先は観光客が多い日本料理店やホテルなど30店ほどで、主に焼き肉やしゃぶしゃぶといった日本食で使う。



 売り上げは順調。アクマル社長は「将来は和牛も取り扱っていきたい」と意欲的だ。



 ゼンカイミートのハラール肉の販売量は、全体で毎月4、5トンにまで成長した。ロースやモモ肉などが主だ。と場がハラール認証を受けているので、今後は和牛のと畜も請け負い、処理量を増やしたいとしている。



<ことば> ハラール



 イスラム教の戒律に従っているものや活動のこと。ハラールの認証を受けたもの以外の食べ物や飲み物を、ムスリムは避けなければならないため、認証のない商品はムスリム市場では受け入れられにくい。ハラール認証の商品は牛肉や鶏肉などの肉製品だけでなく、穀物でもある。豚のふん由来の堆肥や豚脂が混ざらないことなど、イスラムの戒律にのっとった手法での栽培や加工が求められる。ハラールの認証には、各国に認証機関があり、その国の機関が認証を認めないと その国ではハラール食品として流通できない。



[記者の目] 売り込み 足元から



 少子高齢化や人口減少が進み日本市場は縮小が避けられない。拡大し続けるムスリム市場を狙うことは当然だ。ただ、欧米市場と違い宗教的な制約が強いだけに、慎重に準備を進めてほしい。ハラール認証は売り込むための最低限の保証で、認証を受ければ売れるものではない。日本の農畜産物や商品に何を求めているのか、きっちり市場調査し勝負してほしい。



 昨年、ユネスコの無形文化遺産に和食が登録され、イスラム圏でも日本食ブームが起きている。特にすしの人気は高く、専門家も米やしょうゆなどの輸出拡大を期待している。とかく食肉に関心が集まりがちなハラール認証だが、イスラム圏で流通させるには、米やしょうゆにも認証が必要だ。



 ただ、輸出もいいが、注目したいのは国内市場だ。日本在住、もしくは観光や商用で訪日するムスリムの人々に、積極的に商品を売り込み、ニーズを把握してほしい。海外に売り込むより経費や労力も掛からない。もしファンになってくれれば商品の良さの口コミも広がり、輸出の可能性も出てくる。ハラール認証を取得し、まず足元で勝負してはどうか。(山)



[専門家はこう見る] ハラル・ジャパン協会田中章雄副理事長



  ハラールをめぐる現在の状況や課題を、ハラル・ジャパン協会の田中章雄副理事長に聞いた。



・国ごとの対応必要 動向見極め戦略を



 当協会は、ハラールの認証団体ではなく、日本企業がハラールビジネスに取り組むための情報提供やPR活動を支援する団体だ。世界人口の約4分の1である約18億人を有する巨大なイスラム市場を狙い、日本企業では加工食品業界を中心とした企業と、地方自治体の関心が高い。



 協会調べでは、日本には有力なハラール認証機関は六つあり、認証取得した商品は 約150に上るとみられる。認証費用は1商品で50万円から200万円程度だ。ただ取り組み は始まったばかり。試験販売はあるものの、本格的に販売している商品はごくわずかだ。



 ハラールについて、さまざまな情報があるが、間違った情報も少なくない。例えば「ハラール認証を取れば東南アジアのどこの国でも通用する」といった点。認証は東南アジア各国の認証機関が管理している。このため日本の認証機関がどこの国と相互認証を取っているかを理解した上で、取り組む必要がある。



 また認証を取得したからといって簡単に物が売れると考えないほうがいい。あくまで認証は、ハラールという点を証明した最低保証にすぎないからだ。認証取得に向けた活動も重要だが、輸出を目指す団体・企業はその国のマーケットをきちんと分析することが大切だ。



 最近では、輸出ではなく、訪日するムスリムの観光客を狙って取得するケースもある。ムスリムの観光客は2012年に年間約30万人だったのが、今年は約50万人になりそうだ。在日 のムスリムは約20万人で合計約70万人の市場がある。



 一部の空港やホテルでは、こうしたムスリムに対応した飲食店などが最近になって登場している。ハラール対策は一企業だけで対応することは難しいので、さまざまな業界が連携して共同運営の飲食店が登場しても面白いと思う。



 課題は数多くあるが、イスラム市場は可能性が大きい。こちらが売りたい商品を輸出するのではなく、相手国の市場動向をつかんだ商品開発を戦略を持ってマーケティングすることが重要だ。

〈転載終了〉
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